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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第11章 3.新しい居場所



御「ありがとう。そこに関しては大丈夫だよ。この場所を相手が知ったとしても、何にも良いことはないからね。それにね、その男は、何でも見えていしまうそうだ。巧妙に隠されている此所も彼には全く意味がないんだ。それより洞窟内で両者が言い争うより、ここで私が直接話し合った方がいいと思わないかい?」

実「相手にそのような力があったとしても………」


"御館様の身に万が一の事があたっら"
と言いたかった。
だが御館様の表情は決意に満ちていた。
だとしたら万が一危険が及びそうになれば俺が守ればいい。
呪術師か何かは知らねェが、御館様や子供達にちょっとでも危害を加えようとしたら容赦はしねェ。


実「分かりました。しかし連中が御館様や子供らに危害を及ぼそうとした時俺は取り押さえます。」

御「ありがとう実弥。だけどあくまでも穏便に頼むよ。さて長く話してしまったね。隣の部屋でしのぶや義勇が来るまで休んでいておくれ。それじゃ後ほどよろしく頼むよ。」

実「御意。失礼致します。」


俺は御館様に一礼し、隣の部屋へ移った。
用意して戴いた茶を飲みながら現状を整理する。
子供らが村奥の山の奥にある洞窟で発見。
あいつの能力目当てではなく、恐らく瞳の色や髪色で迫害され、糞鬼の仲間だと勝手に思い込まれたんだろう。
これ以上の被害を出さないために隔離し監禁したってとこだろゥ。
胸糞わりィ。
同じ人間が餓鬼にすることじゃねェだろよ。
恐らく満足な飯も食わされず1年。
糞がァ。
俺が見つけていればしんどい思いを1年もしなくてすんだのに。
これからは絶対俺が守ってやる。

新たに決意し直したとき、廊下からあまね様と胡蝶らの声が聞こえてきた。

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