万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第11章 3.新しい居場所
『…んー……。ねぇね?ここは?』
し「おはようございます。どこか辛い処はありませんか?ここは絢蘭ちゃん達を見つけ出し、保護したいと仰っている方のお屋敷ですよ。」
『ん?お屋敷?見つけてくれた人?』
まだ寝ぼけているようで、いまいち事態を把握できない様だ。
そんな様子もまた微笑ましい。
し「フフフ。大丈夫ですよ。とてもお優しい方なので。」
その時少女達が現れた。
しのぶと義勇は即座に頭を下げた。
か「お待ちしておりました。胡蝶様、冨岡様。任務大変お疲れさでございました。」
く「ようこそいらっしゃいました。時透無一郎様、絢蘭様。そして五条様、七海様。私共が御部屋までご案内致します。」
し「くいな様、かなた様御無沙汰しております。お願い致します。」
丁寧な言葉遣いの白髪の少女達は、産屋敷耀哉のご令嬢のうちの2人であるくいなとかなたの双子である。
その2人の案内を元、広い屋敷に踏み入れる。
暫く長い廊下を進むと白髪の美しい女性がある部屋の前に立っていた。
その姿を見た2人は膝まずき、頭をさげた。
し「あまね様御無沙汰しております。到着が遅くなり、大変申し訳ございません。」
あ「頭をおあげください。胡蝶様冨岡様。お二方が御無事でなりよりです。覚えていらっしゃいませんでしょうが、お久方ぶりでございます。無一郎様絢蘭様。そしてようこそいらっしゃいました。私は、この屋敷の当主産屋敷耀哉の妻あまねでございます。この様な所まで足をはこんでいただき、ありがとうございます。」
悟「流石御館様の御内儀だ。すごっい美人。」
しのぶが悟に張り付けた笑顔で無言の圧力をかける。
七「失礼しました。この度はお招き頂きありがとうございます。ご存知かと思いますが、改めて。私は七海建人と申します。こちらは五条悟。我々は呪術師を勤めております。」
しのぶの圧力もむなしく片手をあげヒラヒラと振る悟。
この男には緊張感とTPOがないのか?