万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第10章 2.進む先にもう一つの光
無一郎サイド
実は怪しい男の人達が入ってきた当たりから目が覚めていたんだ。
胡蝶さんのお陰で少し体が楽になった気がする。
ただタイミングを逃して寝たふりをしていたんだけど。
悟「可愛いお姫様」
目隠しの男が言ったこの言葉が妙に引っ掛かった。
何故か同じ事を、絢蘭に言った気がする。
全く思い出せないけどそんな気がして、何故か鼓動が高まった。
それに僕以外の男が絢蘭の事をお姫様と呼ぶのに無性にむかついた。
こんな怪しさしかない男が絢蘭にベタベタ触るのも許せない。
『…おねえさんの事、ねぇねってよんでもいい?』
あっ絢蘭が照れてる。
こんな顔をみるのもすごく久しぶりな気がする。
胡蝶さんと冨岡さんが来てくれたお陰だな。
今日まで絢蘭と僕は村人達や変な化物のせいでずっと警戒心を溶けなかった。
って言っても何故か僕は昨日事を全く覚えていないんだけどね。
絢蘭がいつも険しい表情だったってことだけは覚えているんだ。
きっと僕何かよりずっと疲れているはず。
止まっていた時間を胡蝶さん達が来たことで動いたんだと思う。
し「もちろんいいですよ!でも突然どうしたですか。」
無「それはきっと胡蝶さんだっけ?あなたが絢蘭と唯一遊んでくれた人に雰囲気や声が似てるからだと思うよ。その人の事姉のように感じてたみたいだし。でも名前は覚えてないけど。」
『むい!!目が覚めたんだね。よかった』
し「そうなんですか。それは嬉しいことです。私の事も姉だと思ってください。絢蘭ちゃんみたいな可愛い妹なら大歓迎です。私の屋敷にも血は繋がっていませんが可愛い妹達がいるんですよ。無一郎君お加減はどうですか?まだ無理して動いてはダメですからね。」
絢蘭はまた僕の心配をしてくれる。
だけど今度は僕が守るから。
強くなるためならなんだってしてやる。
無「ありがとう胡蝶さん。おかげでだいぶ楽になったよ。でそこの2人は誰?敵?絢蘭に何かしたら許さないよ。」
絢蘭の力が目当てなの目に見えている。
絢蘭は必死にこいつらの事説明してくれるけど、あーあ嫌な事思い出して泣いちゃったじゃん。
どんな理由があろうと絢蘭を泣かせることは許さないよ。