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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第4章 4章 硝子に皹が入り始める


無一郎サイド(有・無7歳 絢蘭5歳)

最近絢蘭には不思議な力があるんじゃないかと思う。
兄さんも母さん達も薄々思っているみたいだ。

そんなことを考えながら野菜を切っている。

本当は父さんの手伝いに行っているんだけど、今日はあいにくの雨だから。お手伝いはなし。

僕も兄さんも7歳になったから父さんと森に行って杣人の仕事を少し手伝っているんだ。

でも天気悪い日は足元が危ないからダメだって。

だから今日は母さんの手伝い。


無「いてっ!」

母「どうしたの??」

無「ちょっと包丁で指切っちゃったみたい。」

母「あらあら。ちょっと待っててね。今お薬とってくるから。」


そう言って母さんが薬を取りに行ったとき


『むいどうしたの?』


絢蘭が心配そうに駆け寄って来てくれた。


無「ちょっと包丁で指切っちゃっただけだよ」

『大丈夫??痛い??』

無「これくらいなんともないよ。」


本当は痛いけど妹の前だから強がる。

だってカッコ悪いとこ見せたくないし。

そんなこと思ってたら、


『むい!指貸して』

無「えっ!?」

『痛いの痛いの飛んでけぇ~。 (パク)』

無「!!」

『痛いの飛んでった??』


いきなり指を加えられビックリした!!

あれ??痛いのなくなっている。

自分の指を見たら傷口が綺麗になくなってる!!

どうなってるの?と思い絢蘭を見ると満足そうな顔をしていた。


『えへへ。お母さん達にはしーだよ。』

そう言って口許に人差し指を当てまるでいたずらに成功したような表情をしている。


無「わ,分かった。ありがとな絢蘭。」

『うん♪』


頭を撫でてあげるとご満悦だ。



母「あら絢蘭どうしたの? 無一郎指見せてごらん。」

『寂しかったからむいとお話してたんだよ。』

無「そうだね。あっ母さん僕の見間違いだったみたい。どこも切れてないよ。」

母「あらそうなの?でも気を付けて包丁使うんだよ。」


なんとか誤魔化せたけどヒヤヒヤだよ。

今日の事もだけど他にもあるんだ。

顔色を観てないのに有一郎が風邪引いたことに気づいたり、翌日の天気を当てたり。

ちなみに今日の雨も絢蘭が当てたんだ。

凄いけどなんの能力?
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