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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第10章 2.進む先にもう一つの光


悟サイド

うーん僕の知っている限りこの結界術を使えるのはたった1人だけ。
しかも一千年前に宿儺の封印の際に…。
まさか?
この僕をここまで悩まし興味を持たせるなんて罪な人だね。


七「ところで先程の結界は誰が張った者なのでしょか?」


やっぱり七海も気になるよね。
本当は他言無用だけど、僕も見つけたいから話しちゃおっか?
七海なら大丈夫でしょ!


悟「えーっとね。誰が張ったかは後で確かめるとして、あの結界術を使えた一族の当主は知っているよ。さっき言ったじゃん。呪言師の末永君なら知っているかもって?」

七「呪言師と言えば狗巻家ですが、あのような力を持つ一族とは信じられません。呪言師でさえ衰退しているというのに。」

悟「だよね。普通はそう思う。だけどね。今から一千年前狗巻家は御三家の頂点に立っていてね、様々術式を産み出したんだ。勿論僕たちの術式もその1つ。でその当主が歴代最強の呪術師と言われた狗巻凛。黄金の髪に、僕の六眼を越える十二眼(きんがん)を持つ絶世の美女。その瞳はダイヤモンドのの様に透明で輝き、見えないものはないと言われている。彼女は"万華鏡の姫君"と呼ばれていたんだ。そんな彼女が使っていた結界術の1つとされている。彼女は最強なのにできるだけ戦いならないようにしてみたいだし、浄化や反転術式の類いが最も得意と言われている。」

七「狗巻家がそんな力を持っていたなんて初耳です。そもそもどうしてそんなに詳しいのですか?いくら五条さんでも…」


いくら五条さんでもって失礼だけど!
まあいいや。


悟「うっうん!そんな最強美女が最強の呪いに好かれたのが、今の狗巻家を作ったご先祖様。両面宿儺に好かれ、嫁になれと言われていたらしい。後確かどっかの化物の始祖にも言い寄られていたとか…。それは関係ないからいいか。知っての通り、宿儺に対して何千の呪術師やら陰陽師が立ち向かったけどボロ負け。こちら側としては、残すは万華鏡の姫君だけが頼みの綱。だけど宿儺は彼女に対しては決して攻撃しなかった。よほど好きだったんだね。終わらない戦いに彼女は最期の手段に出た。自らの命と共に宿儺を封印すると。」


七「!!」


そりゃ驚くだろうけど本当に驚くのはこれからだよ七海君。

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