万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第10章 2.進む先にもう一つの光
彼もサングラスをしているが、階級が高い呪術師程普段見なくていいものまではっきり見えてしまう。
そうすると目がとんでもなく疲れるため、サングラスや目隠しで目を保護しているのだ。
ちなみに悟だから目隠しで生活することが可能である。
七「さっきから訳の分からない発言は辞めてください五条さん。その他にもその村で特級レベルの呪霊が1年前に爆発的に現れたという報告もあります。なのに何体かは何者かに祓われた。そして最近また呪霊の出没が確認されているため、我々が直接向かうのです。といっても私は貴方が無茶をしないための見張りですが。ちなみにこの説明3回目です。いい加減諦めてください。」
悟「えー!七海が冷たいから伊地知後でマジビンタ」
伊「えぇ!」
と三者三様なのはいつもこと。
目的地に近づいて来た時、悟が何かを感じ取った。
悟「伊地知止めて」
伊「こ、ここでですか?」
悟「いいから」
さっきまでのおふざけモードから急に真面目になる悟にビビる伊地知。
七「何か感じましたか五条さん。」
悟「うん。かなり珍しいのがね。七海は初めてだと思うよ。僕も実際に感じ取ったのは初めてだからさ。伊地知は待機ね」
そう言い残すと歩きだしてしまった。
七海もそのあとを追いかけある場所で止まった。
悟「あった。ここが例の村だよ」
手を伸ばし呪力を飛ばし含み笑いをしながら村を見つけ出した悟。
さっきまでただの森だった場所に突如廃村が現れ驚く七海。
七「何故突然村が!?」
悟「結界だよ七海。」
七「結界?そんな気配全く感じなかったのですが。」
まさか結界が張られていたとは思わなかった様子だ。
悟「無理もないよ。この結界はすでにほぼ機能していないのに僕たちの目から村隠していた。正確には呪力を持つ全てや異色の者から村を守っていたんだ。普通の人間様以外お断りって訳だよ。2年前なんかちゃんと機能していただろうから、僕でさえも見つけられるか微妙な所だし、探しに行った連中は逆に迷子にさせられたんじゃないかな?錯乱させる効果もあったはずだから。まぁ僕が来て正解だったようだね!僕ぐらいの天才じゃないとこの微かな違和感に気づかないだろうし。でも再来年だっけ?うちに入学予定の呪言師の末永君なら知っているかも知れないね。」
そういうと何か考えながら進むのだった。