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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第9章 新章 1.暗黒に輝く2つの光


しのぶサイド

呪霊?
そんな存在がいるなんて初めて知りましたよ。
よく成仏できない魂が、悪霊化すると危険と聞きますが、それを実体化したようなものなんでしょうか。
何より呪霊も鬼のように、人間を襲うことに驚きです。
世界は広いですね。
まだまだ知らないことだらけです。
後で専門の方がいらっしゃると言ってましたが、それより絢蘭の力というものが気になります。
御館様からは先祖が始まりの呼吸の使い手で、鬼舞辻を追い込んだというすごい方の子孫ということは聞いますが、それ以上に何かすごい力があるようですね。


し「信じがたいですが、君が目の前にいるということが事実なんでしょう。有一朗君とおっしゃいましたか?無一郎のお兄さんと言うことは、君も始まり剣士の子孫ということですよね。」


有「そうだよ。あの時俺が意地を張らずに産屋敷家に行っていれば今頃三人で幸せに暮らしていたのにな。俺のせいで、二人は記憶を亡くしたんだ。」


悲しそうな、悔しそうな表情で話す有一郎君
あまり深く聞いては行けませんね。


有「で他に何が聞きたいんだ?絢蘭の力のことか?」


し「!!何故!?」


有「俺は人間じゃないんだ。変に気を使わなくていいし、考えていることはすぐ分かる。お姉さんも苦労したんだね。笑顔の仮面を貼りつけて。そっちのお兄さんも色々合ったみたいだし、鬼殺隊って所は同じような境遇者が集まってるから強い信念が生まれるんだね。それはさておき絢蘭と無一郎をここから本当に救いだしてくれるんだよな?」


私の磔の笑顔を見破られるなんて初めてです。
姉さんの変わりに守ってきたのですが、偽物だとやはりだめですね。


し「勿論です。御館様の命でもありますが、このような状態の二人をほっとくなどそこまで私達は愚かではありません。約束します。無事に保護すると。」


こんな重病人をほっとくなんて医学を噛っているものとしてあり得ません。
きっと冨岡さんも同じ気持ちのはずです。
村人達に怒りをぶつけてましたから。


有「分かった。お姉さん達を信じるよ。少し長くなるけど絢蘭がうちに来てから今日まであった事や力の事について。」
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