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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第9章 新章 1.暗黒に輝く2つの光



有「アハハハ。お姉さん達そんな刀じゃ俺に切り傷1つつけられないよ。だって俺は…」


義「水の呼吸 肆の型打ち潮」


"ゆう"が話し終える前に、義勇が技を放った。
斬れた感触もあり、完全に決まったかのように見えたのだが。


義「何っ!」


有「フフフ。だから行ったじゃん。お兄さんせっかちだな。俺は鬼ではないし、勿論人間でもない。元は人間で、時透有一郎。無一郎の双子の兄です。それとお兄さん達には何もしないよ!絢蘭に変な真似さえしなければね。」


有一郎には傷1つ着いておらず、思わず1歩下がる義勇。
そんな義勇を気にせず自己紹介を始める有一郎。
彼は一年前、鬼に襲われ致命傷を受けた。
そこに絢蘭が駆けつけたが、延命のかいなく亡くなってしまったのだ。


し「貴方はどうなっているのですか?魂だけなら斬れた感触はないはず。一体何者ですか?」


嫌な汗をかきながら問うしのぶ。


有「俺は呪いだよ。簡単に言うと幽霊に戦闘能力が加わった感じかな。普通の呪いとは人の負の感情が集まり実体化したもの。それを呪霊と言うんだ。お姉さん達が鬼を倒すためにいるように、呪いを祓う専門の人達もいる。その人達を呪術師といって特別な力や技で全国の呪霊を祓ってるみたい。後で専門の人達が来るから詳しく聞いてみて。
で俺の場合は死ぬときに絢蘭と呪い合った特別な呪霊なんだ。野良の呪霊は人を襲うけど、俺は絢蘭のためだけに存在する。絢蘭を今度こそ独りにしないために。だから普段は絢蘭の中にいるけど、呼ばれれば出てくるし、さっきみたいな時落ち着けるために出てくる。勿論命を狙う奴には容赦しない。俺こう見えて結構強いんだよ。絢蘭の力お陰なんだけど、鬼殺の世界で言う上弦だっけ?のなかでも上位に立つぐらい。ただ今は、絢蘭が衰弱しているし、無一郎も会わせて記憶を亡くしているんだ。無一郎に関しては兄がいたということ事態記憶にない。絢蘭もあの日の事は少ししか覚えてないみたいだし、俺達兄弟以外の家族や出来事も忘れている。さらに自分がこれ以上傷つかないために心の成長を7歳で止めている。」


悔しそうに衝撃の事実を語る有一郎。
にわかに信じがたいが、目の前に有一郎がいることが何よりの証拠である。
しのぶは深呼吸をし有一郎に問う

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