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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第9章 新章 1.暗黒に輝く2つの光


絢蘭サイド


村を襲ったのとは別の化物がおじさん達をおそったから、追い払ってあげたのに、私を見て化物といって逃げてしまった。
どうしよう。
私はゆうがいるからもう暫く生きることが出きるけど、むいがこのままだと危ない。
私の謎の力で傷を治したり、ゆうを通じてえいようを送ってるけど、一年近くまともなご飯を食べていないんだ。
何とかしないとむいまで死んじゃう。
私を独りにしないで!
思わず涙が出る。


無「…絢蘭?泣かないで…。僕は大丈夫…。…死なないし、絢蘭を独りぼっちにさせないし…ハァハァ…絶対守るから。」


『ありがとうむい。でもむりしてしゃべらないで!こうして近くにいてくれるだけでうれしい。』


この世に神様がいるなら、どうかむいを!むいを救ってください。

今まで散々見捨てられた神様に最期願いを試みる。
すると洞窟の方から人の気配を感じ取った。
よく目を凝らすと、今まで来ていたおじさん達ではなくお兄さんとお姉さんの様だ。
助けが来たと一瞬喜びに満ちたが、どうやら2人とも刀を持っているみたい。
助けなのか始末に来たのかこの時点では分からない。



『むい!もうじき知らない二人組がくる!刀を持ってるみたいだから味方か分からない。私が見極めるまで辛いと思うけど警戒強めて!』


無「刀!?分かった。気を付ける。」


そうこうしている間に2人組が現れた。
独りは紫色の目と毛先を持つ小柄なお姉さん。
もう独りは青色の目で黒髪の寡黙なお兄さん。
さてこの人達は敵か味方か見極めさせて貰おう。



し「冨岡さんはここで少し待っていてください。私が良いと言うまで動かないで下さいね。怖がらせたくありませんので。」


どうやら警戒を解こうとしているみたいだ。
お姉さんはゆっくり近付いてきたけど、興奮状態のむいに阻まれた。
なのにすぐ薬らしきものを用意してくれた。
私はお姉さんの目の奥の中を見た。
どうやら村を襲ったらしい化物退治を専門にしているようだ。
ということはお兄さんもと思い、お兄さんの目の奥を見る。
やはりお姉さんと同じ仕事をしているみたいだ。
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