万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第4章 4章 硝子に皹が入り始める
Noサイド
父「それにしてもお前達偉かったぞ!男らしくなってきたなぁ。さすがお兄ちゃんだ。」
そう言いい今度は双子の頭を撫でる。
有「だって可愛い絢蘭があんな酷いこと言われて許せなかったんだ。」
無「怖かったけど頑張ったよ!妹を守るのがお兄ちゃんだもんね!」
そう言う2人は胸を張って両親を見上げる。
今にも鼻息が出そうな勢いだ。
そんな2人母親が微笑む。
母「いつも間にか頼もしくなったわね。絢蘭ちゃんを守ってくれてありがとう。良いお兄ちゃんに育ってくれて。でもね、次万が一誰かに同じようなこと言われても無視しなさい。今日はお父さん達と一緒だったから良かったけど、もしかしたら貴方達が危ない目似合うかもしれない。それがとても心配だから無茶をしない。無視をすると約束してちょうだい。」
母親顔から笑みが消え真剣な眼差しに双子は自然と背筋が伸びる。
有無「はい!」
母「うん。言いお返事。」
『ん~。』
いつの間にか寝てしまった絢蘭が目を覚ましたみたいだ。
母「あら!絢蘭起きたの?下に降りる?」
『.うん。おりりゅ。』
まだ目覚めたばかりか舌ったらずに返事をするとトテトテと双子の兄達の元へ向かう。
そして満面の笑みで
『ゆー、むいありがとー』キラキラ
有「!! お.おう」
無「!! お.お兄ちゃんだからな。」
寝ていて聞こえてないはずだが大好きな兄達の手を握りお礼を言う。
そのことに驚いた、嫌、妹の笑顔が姿が2歳児とは思えぬほど美しく、まるでお伽噺話から出てきたお姫様ようでだった。
その姿に目を奪われ動揺し顔赤くしながらなんとか返事をする双子。
何より彼女の目が万華鏡のように輝いていたのだ。
父「なんだお前達。顔赤くして、照れてるのか?」
有無「違う!」
『ゆーとむいりんごさんみたいになってる。』
父親にからかわれ同時にムキになる双子。
しかし原因の妹までにまで言われ「誰のせいで」と思うが、この笑顔を守れたことで良しとしようと2人心を中で思った。
母「さてお買い物再開しますよ。今日の夕餉は頑張ったお兄ちゃん達の好きなふろふき大根にしましょう。」
母親の声を合図に絢蘭は兄達と手を繋ぎ仲良く先頭を歩く。