万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第4章 4章 硝子に皹が入り始める
Noサイド
いち早く絢蘭異変を感じ母親が詰め寄り抱き上げ後ろに下がる。
これ以上の話はいくら2歳児といえまだ早く聞かせられない。
そんな中村人達との言い争いが続いていた。
村「やはりあの小屋に捨ててあった子供か」
村「あのあと天気が崩れてそのまま餓死するはずだったのになんて真似をしたんじゃ。」
父「天気?餓死?あんたら俺より先に子供見つけといて放置したのか?何にも罪の無い子餓死させようとしたのか?
父親の顔付きと声色が変わっていく。
村「そうだ!そんな目を持った人間見たことがない。化け物に違いない。」
村『その化け物生かして村に何かあったらどうするつもりじゃ!』
父「化け物化け物ってうちの子が 有「化け物じゃない!!」」
突然有一郎が叫んだ。
それに続き
無「絢蘭は僕たちの家族で妹だ!!」
有「こんな可愛くて良い子を化け物というな!」
無「これ以上の妹を傷つけたら僕たちが許さない!」
村人達の前に両手を広げ涙目になりながらも自分達より幼い妹を必死に守ろうとする。
村「お前らガキにはわかるはず無い。」
村『あの目は必ず災い起こす。早くこの村から出ていけ。』
さもないと と村人が言おうとしたその時
『やー!!』
ブオンと波風がたった瞬間村人達が腰を抜かした。
絢蘭はそのまま泣き始めてしまった。
村「やややはり、ば…化け物だ!!」
村『早く逃げろ!』
村人達は一目散に逃げていった。
『うわーん。ぐす、ぐす。』
母「よしよし。怖かったね。もう大丈夫よ。」
『...うん。』
母「お父さん。大きい声出しすぎですよ。絢蘭が恐がるじゃないですか。全く」
父「すまん。すまん。つい血が昇ってしまった。絢蘭ごめんなぁ。怖かったなぁ。」
そう言いながら絢蘭の頭を優しく撫でる