万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第9章 新章 1.暗黒に輝く2つの光
し「冨岡さんありがとうございました。だけど冗談とはいえ、あのような人も一応一般人ですから日輪刀を抜いたら隊律違反になってしまいますよ!それはさておき、普段からあのくらいお話になればいいのに、何故いつも無口なのですか?」
義「……行くぞ。」
あらあら。
いつも冨岡さんに戻ってしまったようです。
そんなことより子供達が心配なので、私達はさらに速さをあげ洞窟の奥へ向かいました。
すると、痩せ細った2人の子供が見えてきました。
御館様のおっしゃる通り、黄金色の髪色の子と黒髪の毛先が青緑色の子が。
大分衰弱しているようですが、大きな怪我はなさそうで一安心です。
とは言っても近くまで行かないと、ちゃんと診察ができませんね。
し「冨岡さんはここで少し待っていてください。私が良いと言うまで動かないで下さいね。怖がらせたくありませんので。」
義「承知した。」
し「こんにちは私は…っ!」
ゆっくり近づいて比較的継承な女の子、きっとこの子が絢蘭ちゃんですね。
絢蘭ちゃんに近づき挨拶しようとした時。
無「誰だ!絢蘭に近付くな!これ以上絢蘭に何かしたら許さな…い。」
バタ
し「大丈夫ですか?」
バシッ!
無「さ、触るな!ハァハァ」
し「大丈夫ですよ。私達は貴方達を助けに来たものです。すぐに信じてもらわなくて結構ですから、一先ずこれを飲んでください。栄養剤と鎮静剤といって気分が落ち着くお薬が入っています。」
隣の黒髪の男の子、無一郎君でしょう。
絢蘭ちゃんを守るように遮って来ました。
今までずっとこうやって絢蘭ちゃんを拘束され自由が効かない中守ってきたんでしょう。
胸が痛みます。
体力が限界来ていたようで倒れてしまいました。
起き上がらせようとしたんですが、警戒心が高く興奮状態でとても危険です。
明らかな栄養失調のほかに打撲傷が何ヵ所か。
さっきの連中にやられたのでしょうか。
中々警戒心を解いてくれず困っていた時。
『むい大丈夫だよ。なんでたすけてくれるのは分からないけど、ちがう目をしている。しんじていい。だからのんで?』
無「…分かったよ。」
絢蘭ちゃんが無一郎君に声をかけたら嘘のように警戒心をを解き薬を飲んでくれました。
これで一安心です。