• テキストサイズ

万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第9章 新章 1.暗黒に輝く2つの光


しのぶサイド

御館様がおっしゃっていた村奥の外れににある、小さな山を見つけ半分ほど進んだところです。

それにしても御館様が言ってたことが気になります。

御「しのぶ。帰ってきたら詳しく話すけど、絢蘭には不思議な力いや、能力がたくさんある。私も全部は知らないが、ある能力はしのぶにとってもいい刺激になるはずだよ。」

私にとっていい刺激なる……。

医学や薬学に特化した能力なんでしょうか?
それとも様々な毒に特化しているとかでしょうか?
そもそも能力とは一体どういう事なのでしょう?
謎が多過ぎて考えても埒が飽きません!

というより、山奥に進むにつれ不気味な気配が強くなっているんです。
明らかに鬼とは違う気配なのですが、恐怖心を煽ってくるような気味の悪さを僅かに感じます。
何かいるのでしょか?

し「冨岡さん。気づいていると思いますけど、この気配は一体何なのでしょうか?」

冨「分からない…。…ただ、嫌な気配が強い。胡蝶急ぐぞ。」

険しい表情で歩く速さを上げた冨岡さん。
私も反論する理由はないので同じように歩く速さを上げようとした時。

村1「ぐぁぁぁぁ…助け…てくれ…」

突然男性の叫び声が聞こえたのです。
おかしいですね。
ここは森の中ですし、子供達が監禁されているのは洞窟だと聞いていますが、鬼の気配は一切しないのです。

冨「走るぞ胡蝶。」

し「分かりました。」

返事をする時には既に走り出していた冨岡さん。
警戒を高めてスゴい速さで走っていってしまいました。
何度か任務を一緒に来ましたが、普段の何考えているか分からない彼とは違い、任務になると表情が引き締まり的確かつ迅速に終えるんですよ!
ってそんな事言っている場合じゃありませんでしたね。
私も速度をあげなければ。

村2「!!何がどうなってやがる。お前のせいか?」

洞窟が目の前に迫ったとき、再び男性の怒号のようなものが聞こえてきました。
お前とは誰の事なのでしょう?
微かに誰かの声が聞こえたような気がしますが…。
警戒をさらに強め洞窟に入ったとき

村2「ば…化物だぁ!!」
/ 462ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp