• テキストサイズ

万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第9章 新章 1.暗黒に輝く2つの光



だが…


村2「はぁ?逃げろってお前頭イカれ…」

村1「ぐぁぁぁぁ…助け…てくれ…」


一人の村人が絢蘭に反論した時、突然もう一人の村人が宙に浮き苦しみ出した。


村2「!!何がどうなってやがる。お前のせいか?」

『はぁ…。違う。だから逃げてって言ったのに!』


村人の罵声にあきれながら徐々に姿を表した呪霊に向けて呪力を飛ばす。
だがそう簡単に消えてはくれない。

村2「ば…化物だぁ!!」

村人は呪霊の姿が見えたらしい。
呪霊は普通呪力がないと見えないが、極限状態の時に稀に一般人にも見えることがあるそうだ。

頭痛がするなか、前にも呪霊と戦ったという記憶が脳内を走った。
すると絢蘭は一度目を閉じ深呼吸をし目を見開いて術式の型を組む。

『あなたの狙いはその人じゃないでしょ。』





















『術式順調 蒼』





















絢蘭呟くのと同時に組んだ指を差し向けた瞬間、呪霊は吸い込まれるように消えた。


村2「おい、お前大丈夫か?早くこんな所から逃げるぞ!」

村1「…あぁ…。こいつらといたらまた化物に襲われかねねぇ。二度とこんなところ来るか。」


そう言い残し、絢蘭に救われた礼も言わず走り去ってしまった。

だが当の本人は気にした素振りも見せず、無一郎に声をかけた。



/ 444ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp