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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第9章 新章 1.暗黒に輝く2つの光



不死川さんは鬼から攻撃は滅多に受けない癖に、自ら腕を切り付け稀血で誘い出す戦法をとっていらっしゃいます。
私としては止めていただきたいですし、せめても治療には来て欲しいのですが、滅多に蝶屋敷にはいらっしゃいません。
めんどくさいのと私に色々言われるのが嫌なのでしょう。
ですから柱合会議の際に捕まえて、いつも多めのお薬を処方するのですが、待っている間うちのきよ達と遊んでくださっているんです。

意外でしょ?
不死川さんは柱の中でも鬼への憎悪が一番だと思われます。
そのため一般隊士には怖がられているみたいですが、本人はどこ吹く風。
何なら使えない隊士ばっかりだと憤りを表しています。

風の噂で聞いたのですが、元々は家族想いの優しい長男だったとか。
女手一つで育ててくれたお母様を支えていたようです。

しかし家族愛で溢れる身内の誰かが鬼舞辻により鬼され、まだ幼い兄妹達は殺され、身内は一人しか残らなかったようです。
それに鬼された身内、恐らくお母様かと思われますが、鬼殺隊に入る前の不死川さんが自らの手で亡き者にしたとか。

それが事実ならなんて残酷な想いをしたのか、胸が痛くなります。

それから何故か生き残った兄弟とは別れ、鬼殺隊に入るまで自らの血を使って鬼をおびき寄せ太陽で焼ききると無謀な戦いをしていたと姉さんから聞いたことがあります。

ある日同じ鬼をおっていた鬼殺隊員と意気投合し、育手を紹介してもらい、その隊士と切磋琢磨して階級を上げていったようです。

しかし再び残酷なことに、その隊士と下弦ノ壱との先頭の末、その隊士は一般人を庇い亡くなってしまいました。
生き残った不死川さんは柱へ昇格という何とも後味の悪い結果になってしまいました。
就任式の際自分だけが柱になることが御館様にも不死川さん自信にも許せなかったことだと思われますが、御館様に向かって啖呵を切ったと姉さんから聞いた時は驚きました。
しかし、御館様の言葉や、無くなった隊士の遺言を見て涙を流したそうです。
不死川さんの涙少し見たかったですが…ゴホン。

それから御館様への態度も入れかへ、他の柱(一名除く)とも友好関係を築いて行ったようですよ。
姉が生前の時はよく蝶屋敷にも要らしてくださいましたし、ひょっとしたら姉さんに気があったかもしれませんね。
フフフ。
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