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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第9章 新章 1.暗黒に輝く2つの光


Noサイド


二人はあの後、生き残った村人達に村から離れた、小さな山の中に連れてこられた。
あまり手入れのされていない山で、あれ放題だ。
そんな山をおくまで進むと、荒れた草木に隠され洞窟にたどり着いた。
その中も荒れていて、コウモリ達が巣を造っているぐらいだ。

ここは村の人でもほとんど知らない。

何故ここに、絢蘭時の無一郎は連れてこられたのか。
それは何とも理不尽で自分勝手な内容だった。

一つは絢蘭の容姿。
絢蘭の珍しい髪色や輝く透明な瞳の色を、化もの扱いして妬んでいた。
もう一つは、鬼の被害が絢蘭の家周辺には、最初全く被害が無かったこと。
これは絢蘭の無意識の結界で、村全体を持っていたが、精神バランスが崩れ徐々に縮小していったからだ。

今まで無意識とはいえ、結界に守られていたのにいざ自分達が襲われると、必然的に疎まれてる絢蘭せいだと勝手に決め込んだのだ。


村1「この餓鬼のせいで俺達の村は化物に襲われめちゃくちゃだって言うのに、傷一つ無く寝たやがる。」

村2「全くだ!なのにこいつらのとこだけ護衛みたいなのがいやがってふざけている。」

村3「何でこいつらが無事なのなんだ?やはりこの娘が化物達呼んだのだろう忌々しい。」


絢蘭と無一郎を拐った村人達は怒りを抑えられない。
かといって、殺してしまえば何が起きるか分からない。
そのため村人達もほとんど知らないこの薄汚れた洞窟に幽閉することに思い立ったのだ。


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