万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】
第9章 新章 1.暗黒に輝く2つの光
無一郎サイド
此処は何処だろう。
当たり一面真っ暗だ。
どうしてここにいるんだ?
これは夢の中なのか?
意識を失う前どうしたっけ?
何かに強い怒りをぶつけた気がする。
家に戻って絢蘭と…。
………。
………。
………。
もう一人倒れた気がするけど…。
………思い出せない。
そもそも何で僕は怒ってたんだ?
絢蘭は何故倒れている?
この家に他に誰か居たっけ?
思い出せない。
思い出そうとしても、絢蘭が僕の妹で何故か大切で守らないといけないということしか思い出せない。
まぁいっか。
思い出せなくても僕は僕だし。
絢蘭が居てくれれば一人じゃない。
そのまま考えることを辞めた。
次第に意識が浮上してくる。