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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第6章 6章 砕けた硝子の意味



御「でも運良く先程救いたいと言った、双子の時透有一郎と無一郎の両親が見つけてくれてね、実の娘の様に育ててくれたんだ。実は、有一郎と無一郎の先祖も鬼殺隊にとって偉大な人でね、狗巻凛が身を退いてから約六百年後、その頃には鬼舞辻は完全復活をし、日光を克服するために何かを探し始めたんだ。その目的のために鬼はより増幅していき人々を襲い続けたんだ。そんな時に、再び自ら呼吸を生み出した剣士が二人現れた。継国厳勝と縁壱。彼らも双子で二人とも独自の呼吸を生み出した。二人は同じ呼吸を他の剣士達に教えを頼まれたが、威力や難度が異様に高いからか、何度やっても彼らと同じ呼吸は生まれなかった。そこから生まれたのが"基本の呼吸"なんだ。彼らは狗巻凛と同様に、鬼殺隊に呼吸を広めたことから"始まりの剣士"と呼ばれるようになったんだ。そしてどちらかの子孫が有一郎と無一郎なんだ。」

実「…。」


そんな最強の呼吸があったんだ。

勿論実弥自身風の呼吸の使い手として文句はないし、実力も高い。

だが、より鬼を滅せる呼吸があったのだったら、その使い手になりたかったという気持ちも正直ある。


御「弟の縁壱は特に才覚に優れていてね、彼も無惨を後一歩のところまで追い詰めた功績がある。有一郎と無一郎がどちらの子孫かは分からないのだけれど、彼らは必ず鬼殺隊にとって大きな存在になると以前から感じていたんだ。そこに絢蘭も加わり、私は三人には鬼殺の剣士になってもらいたいと思っていてね。影ながら様子を見ていたんだ。絢蘭は髪色や目の色から村人から虐めを受けていたみたいだけど、兄達が守ってあげていたようでね、絢蘭の力だけでなく三人の絆が鬼殺隊大きな希望を満たしてくれると感じた。絢蘭は年を重ねる毎に力が強まり、僅か五歳程で全集中常中を自然身に付けるなど、彼女は狗巻凛を越えると確信している。」

実「そのような者達を何故救いに?自らの命ぐらいなら雑魚鬼程度からは守れるのでは?」


双子はともかくすでに常中を身に付け、鬼を滅せなくても追い払う力を絢蘭は身に付けているのでは?

実弥は柱の自分が呼ばれたことにまだ理解出来ないでいた。

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