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万華鏡の姫君1章 〜特級呪術師&最強柱〜【鬼滅】【呪術】

第6章 6章 砕けた硝子の意味


無惨サイド

私の頭に流れてきた情報を元に、ある村へ向かった。


無【ようやく再会の時が来たぞ"万華鏡の姫君"千二百年前お前に分解された体を治している最中に勝手に渡したんだからな死におって。それも呪いの王などふざけ奴のために死ぬなんて、相変わらず御人好しもいいところだ。それから千年以上お前を探し続けた。ようやく見つけた。お前の生まれ変わりのようだがそんなのは関係ない。今度こそお前を、お前の生まれ変わりを我が物にしずっと側に置いてやるからな。】


柄にもなく歓喜の喜びが沸いてくる。

一刻早くお前に会いたい
一刻も早くお前を直接この目に収めたい。

そんな事を思い足を早める。

しかし自分が生み出した鬼が既に暴れているようで人間どもが泣き叫ぶ。

目障りだ。
私が殺せば一瞬で片付く。
しかし私の痕跡を残し、今鬼狩りどもに感づかれた方が面倒だ。
仕方なく、近くにいる下限の鬼や元十二鬼月に命令を送ることにする。


無【(貴様ら、ここにいる人間と鬼狩りそして柱も来るであろう。そいつらを始末したら私の血を分けてやる。)】


"血を分ける"と言えば飛んで来るであろう。
実に単純だ。
だから下限の入れ替わり激しく苛立ちを隠せないが、今回は囮とはいえ精を出してもらわないと困る。
せっかく見つけた姫気味に合うところを村の人間や鬼狩りどもに邪魔されたくない。
さらに念を重ねる。


無【鳴目。】


ベン


私がそう言うと鳴き目が、三味線の音とともに、障子を表す。
そこから大量の雑魚どもが出てくる。


無【いいか。ここにいる村の人間や鬼狩りどもを好き喰い殺してよい。但し、私がいるところには一切近づくな。私がいることも勘ぐられてはならぬ。よいな?理解できたのならさっさと行け。】


私が少し睨めばすぐ行動に出る。
我目的のためとはいえ大抵の鬼どもは使い物にならん雑魚ばかりだ。

しかしこのような時は多少なりとも私の役に立つ。
どうせ鬼狩りどもに殺されるがどうでもいい。
お前達の役目は私を隠し、惑わすことなのだから。
私の役に多少ともたててあいつらも本望だろう。


準備を終えた私は再び"姫君"の元へ歩みを進める。
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