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I Hate You…【呪術廻戦】

第8章 君と僕。


〜**五条side**〜


2年前。任務がおわって、伊地知の迎えを待ってたらどこからか流れてきたイヤな気配。
もうクタクタだし、その気配を無視しよかなって思ったけど、なんとなく気になったから気配のする方へ向かうことにしたんだ。

どんどん進むと海辺にでた。

(へ〜。こんなとこに綺麗なとこあるんだね。)

海辺を歩いていくとポツンと一件の家がでてきた。その家からはさっき感じた気配がする。

(人は……いるみたいだね。呪霊もいないみたいだ。)

家のすぐ傍にあった木を台に2階にあるベランダへと着地すると、そのベランダの窓から見えた景色に思わず眉をひそめた。女の子が1人、呪力で椅子に固定されていて、その女の子のまえには気配の元であろう男とふつうの一般人が2人。

(おやおや〜〜?。これはまた、面倒臭いことになってるね。)



女の子に気を取られてるのか、誰も僕が部屋に入ったことに気付いてない。
よく見ると女の子の周りには
見たことがない陣が書いてあった。
そして、あの男はおそらく呪詛師…………。

女の子を見ると、その目には溢れんばかりの涙がみえた。

愛「出来れば楽に……。苦しまずに死なせてください……。」
男「はい。喜んで。あ。なにか最後に言い残したいことはないですか?。なにかあれば聞くだけは聞きますよ。」

女の子の目には、もはや希望なんてモノは無かった。ただ、その表情には、なぜかホットした様なモノを感じた。
床に目線をさげ、男から言われた最後に残す言葉を考えているんだろ。
その子はおもむろに口を開けた。


















愛「愛されたかった……。」
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