第22章 今の上官は風柱様です!※
先端を少し挿れただけでも、足の間とは比べ物にならないほどの窮屈さに息を細く、長く吐いた。
(…昨日、あんだけヤってこのキツさかよ…。)
一日空けたどころか数時間しか空けていないのに彼女の蜜壷は己の形に形状記憶されているように戻ってしまう。
毎日毎日抱いていれば、少しは自分の肉棒の大きさに肉壁が広がるようになってきてはいたが、それでもいつシてもずっとキツかった。
(…そろそろ、俺の形覚えてくれよ。)
そんな泣き言を言いたくなるほど彼女の其処は頑なに己を保ち続けているが、此処で負けるわけにはいかないと後ろからほの花を抱き込むとゆっくりと少しずつ肉棒を埋めていく。
幸いなことに彼女が寝てくれているので体は弛緩したままで昨日と比べたらすんなりと肉棒を受け入れてくれた。
最奥まで到達したところで、ふぅッ…と息を吐くと、ほの花の顔を確認する。
相変わらず長い睫毛は伏せられたままだが、呼吸が少し浅くなってきているので、そろそろ起きてしまいそうだ。
早いところ己の欲を吐き出して安眠をさせてやった方がいいだろうと思い、肉棒を引き抜くと体が動かないようにゆっくりと奥まで打ち付ける。
──ずちゅ、ぬちゅ、といつもよりゆっくりめな挿抜だが十分に気持ちよくて腹の奥から湧き起こる情欲が身体中を迸る。
寝ながら、しかも後ろから抱かれるほの花の身になって考えれば一刻も早く終えてやりたいが、如何んせん気持ち良い上に見下ろせば目に入ってしまう豊かな乳房に触れたくなってしまい、片手だけそれを掴み、頂を摘んだ。
その瞬間、腰がビクンと動き、「…ん、」と身動いだほの花。
"しまった"と思い、挿抜を止めるも時すでに遅し。
長い睫毛がゆっくりと上を向くと、目が合った。
「.…宇髄さん…?おはよ…。」
その言葉を聞いて、不満が溜まったのは仕方ないと思う。一晩寝たら綺麗さっぱり忘れたと言わんばかりのその言葉に、止めていた挿抜を勢いよく再開させた。