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陽だまりの先へ【鬼滅の刃/音夢💎】R指定有

第22章 今の上官は風柱様です!※





ふわふわとした感覚の中、下腹部にはじゅん──と何かが分泌されたように感じた。
宇髄さんと情交となると、いつも口づけの段階でこうやって濡れてしまうのはいつものこと。


引き寄せられていた腰を片手で抱え彼の膝の上に乗せられれば、彼の屹立が硬く滾っているのが体に押し付けられたことで分かってしまって恥ずかしくなった。
でも、行為を始める前にもう一度だけ確認したかった私は再び制止を試みた。


「…うず、さ…、ちょ、ちょっと待って…?」


そうすれば不満げに少しだけ唇を離すと至近距離で話す彼の色気にあてられそうで眩暈がした。


「…俺はすげぇ待ったんだけど…?しかも、もうこんなんだぞ…?今更止めるなんて無理だ。」


「…そ、そうじゃなくて…、最後にもう一回確認したくて…、ほ、ほんとに私でいい?私、お、鬼に体弄られて…っ、」


こんなに幸せなのにあの時のことを言葉にすると途端に泣きそうになってしまった。やっぱり怖かったし、体を弄られたことは嫌だったのだ。
そんな私を受け入れるのに宇髄さんだって時間がかかった筈だ。


それなのに再び口づけを一度すると彼が優しい顔をして頭を撫でてくれた。


「…怖かっただろ。嫉妬して酷いこと言って悪かった。ほの花じゃなきゃ意味ねぇんだよ。」


「宇髄さん…。」


「全部消毒してやるから。俺に身を任せろ。確かに俺のほの花に触れたことは今も怒りで体が震えるが、それはお前にじゃない。だから忘れろ。…忘れさせてやる。俺のことだけ考えてりゃいいから。」



宇髄さんのことは怖くない。
それは間違いなくて、私が怖いのは汚れた自分を拒否されること。

だけど、それでも良いって言ってくれるなら


愛してくれるなら


元々あなた以外無理なのだからずっとそばにいたい。



「…宇髄さん。…忘れたい。宇髄さんでいっぱいにして…。」

「…任せろ。二度と…誰にも触れさせねぇから。お前は俺の女だから。…必ず守る。」



熱い唇が再び己のを塞ぐと今度は性急に舌が入り込み、夜着の帯も外された。
でも、もう迷いはなかった。
彼に身を委ねるために自ら首に抱きつくと宇髄さんを受け入れた。


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