第18章 まだ見ぬ先も君といたい。※
絶頂を迎えたことで体がうまく動かない。
目の前には嘲笑うかのように宇髄さんの屹立が私を見下ろしている。
(……勝てる気がしない…。)
勝負事でもないのに、ついそんなことを考えて体が落ち着くのをぼーっと待っていると見下ろしていた屹立が突然口の中に飛び込んできた。
「むぐっ、んんんっ、んふ、っ、んむ、っ!?」
「ほら、ちゃんと咥えろよ。言うこと聞いてくれるんだろ?」
「んーーーっ、んん、っ!」
それが宇髄さんが突っ込んできたと分かるまで少し時間がかかったが、喉の奥まで急に入ってきた凶暴なそれが口腔内で荒れ狂う。
やめて欲しくても約束してしまった手前、そんなこと言えないし、口の中を暴れ回るソレとは反し、宇髄さんの色っぽい声が聴こえてくるものだから私はそれを簡単に受け入れてしまう。
唾液も分泌されるが、宇髄さんの声を聴くだけでじわりと再び愛液が分泌されていくので恥ずかしくてたまらない。
秘所は未だに彼の顔の前に向けられているままなのだから。
見つかりたくない。
見つかりたくない。
でも、そこは舐めてほしいと言っているかのようにだらしなく蜜が垂れていくのが分かる。
恥ずかしい。
恥ずかしくてたまらない。
そんな私のだらしない秘所に気付かないほど宇髄さんは鈍感ではない。
ふぅっと息を吹きかけられたのは秘所。
それすらも気持ちいいと感じてしまう私はなんて浅ましい女なのだ。
「…なぁ、俺の顔にぽたぽたと蜜が垂れてくんだけど?」
「…むぐ、っ、ふ、」
屹立のせいで言葉もままならないが、彼が笑っているのが分かる。
「…何だよ、舐めてほしいのか?やめてほしいっつったくせにヤラシイな此処は。どうする?舐めてやろうか?」
「んふ、っむ、ぐぅっ…!」
やめてほしい。
舐めてほしい。
やめてほしい。
舐めてほしい。
自分の欲が分からないのは自分の頭だけ。
体は、本能は求めている。
勝手にコクンと頷く私の本能は彼を求めて無意識に手を伸ばしてしまった。
その瞬間、その手を取ってくれた彼と秘所への刺激によって再び私の体に快感が走った。