第11章 ヨリミチトキミノミチ※

何でコイツは俺の心をこうも弄ぶかな。
天然爆裂娘は怖ぇわ。
何の迷いもなく、邪な気持ちもなく、純粋な目で俺を見てくるほの花。

そんなこと言われたら必死に収めようとしていたというのに決心が鈍る。
下から見上げてくるその視線に耐えきれなくなって目を合わせるとクソ可愛い顔で笑うものだからほの花の手を持つと己の首に巻きつけた。


「…掴まってろよ…？このまま挿れるから。」


コクンと頷くほの花の細腰を掴むと天を向いていきり勃つ肉棒を濡れそぼった蜜壷にあてがい、ぐにゅぐにゅと愛液を塗りつけるようにして動かした。

「…挿れるぞ？ほの花。痛かったら言えよ。」

純潔を奪ってしまってからというもの、もう何度と抱いてきてはいるが秘所の狭さは殆ど変わらない。
俺の大きさに形状記憶してもらいところだが、生憎ほの花本人と違って随分と頑固なソコは頑なに俺を締め付けることを生業としているかのようだった。


──ズチュ…


ゆっくりとほの花の腰を下ろしてやるとやはり目論見通りあまりの狭さにこれだけ濡れているのに噛み付くような蜜路に顔を歪ませる。

「…っ、ほの花、大丈夫か、力抜け…？」

「ふ、ぁっ…お、きぃ…ｯｯｯ…」

どうやら力を抜くことなく難しそうだと悟るとほの花の首に舌を這わせて舐めてやる。
力を抜いてもらわないとなかなか奥に進めないから結局ツラいのは膝立ちで震えているほの花だ。

なるべく力を抜かせるように目の前にある肌を舐めれるだけ舐めてやると漸く力が抜けてきたのでその隙に腰を落としてやる。


「…ひ、ぁああｯｯｯ…あ、んんんんっ…！！[


ほの花もいきなり男根が入ってきてツラいだろうが、俺も一度抜いていなければ挿れただけで情けなく出していたかもしれないと息を吐いた。


「全部入ったぞ…、大丈夫か？」

「ふ、ぇっ…い、いつも、より…お、奥…にっ！」

ほの花の悲痛な言葉にハッとした。
そういやこの体位でヤるのは初めてだから当たるところが違うのだろう。
快感からなのか…まだ挿入しただけだというのに体を震わせるほの花が落ち着くまで頭を撫でて待ってやることにした。