第11章 ヨリミチトキミノミチ※

小さな口を頑張って開けて何とか口に入れて口淫してくれているが、俺の肉棒が凶暴すぎて苦労しているのが分かる。

(…困った顔してやんの。…可愛いー。)


口に含んでみるが全部入らなくて何度も出しては首を傾げてもう一度パクっと口に入れる姿に俺は行為の気持ちよさだけでなく、その姿に悶えてしまっている。

初心なほの花になんてことさせてんだと思われるかもしれないが、一緒に風呂に入れば口淫してもらえる可能性が高いと思って狙っていた。


普段の情交に何の不満もないし、ほの花を抱けれはそれだけで嬉しいのだが、コイツの初めてを一つ一つ共に経験していくと、すべての"初めて"が欲しくなってしまうのは男の性だろうか。


男と混浴したことなんて勿論ないだろうし

手淫も口淫も初めてのことだろう。

こうやってほの花の初めては全部ほしくてたまらない。


だが、数分もするとなかなか勘のいいほの花は口淫が様になってきて、その気持ちよさに身悶えることになるとは誰が思おうか。

どうせ途中で俺が助け舟を出すことになると思い込んでいた。
それなのに俺の肉棒を全て咥えることは無理だと早々に見切りをつけたほの花は亀頭を含めた先端だけを重点的に舐めて、残りは手淫をする。
俺の言った通り忠実にしているだけなのに、熱い舌と口内の狭さが蜜路にも似た感覚を覚えるし、それだけじゃない。
ほの花が口淫しているところが何とも厭らしくて感覚が研ぎ澄まされて体が熱い。


「…ッ、ほの花、いいぞ。顎疲れたんならもうやめてもいいからな？」

もしかしたらそう言えばもうやめるかと思っていたが、俺の予想は外れて首を横に振ってそのまま舐め続けるほの花の姿に目を見開いた。


(…え、まだやんの？嘘だろ…？)

絶対顎は疲れてる筈だ。収まりきってないし、目一杯口を開けてるのは見てわかる。

それなのに止めようとしないほの花に気持ちよさだけが頭を埋め尽くして汗が伝う。