第51章 【番外編】そこにあるのは無限の愛※
「あっ、あっ…ああっ!!だ、め…また…!」
「いいぜ…?ド派手に気をやっちまえよ…!」
「ひっ、ぃ、ああああああっ…!!」
子宮を超えて内臓に達しそうな勢いに突き上げられて私は息も絶え絶え。
彼の肩に掴まって何とか意識を保っているが、達する度に魂が抜けていくようだ。
肩に掴まる手の力が抜けてても腰をガッツリ掴まれて抱えられているし、逃げることなどできやしない。
またも絶頂の波に飲み込まれてしまうと目の前が一瞬真っ白になる…
「っ、はぁ…っ、はぁ…あああっ!!!」
…のは束の間のこと。
余韻に浸かることすら許されないこの情交。
待ち望んでいたと言うのに、いざ天元の情欲を直に受け入れてしまうとその激しさについていけない。
前の私ならもう少し体力があったのだからこの熱く激しい情交を朝まで続けることはできただろうが、今は無理だと呆気なく悟る。
天元が達するまでは何とか我慢していようと意識を必死に保ってはいても、達しても終わらない打ち付けに絶望をし始めている。
「…っ、はぁ…っ、や、ぁっ…、て、んげ…い、しき、なくな、りそ…っあっ!!」
私のその言葉にニヤリと口角をあげると額に口付けてくれる天元。
汗なのかお湯なのか分からないが、濡れて掻き上げてる髪が色っぽくてうっかり見惚れてしまう。
「…ほの花…もう少しだけ頑張れ。そろそろ出すからよ…。」
それは私にしてみれば朗報だった。
この後から後から襲いくる快感に終わりが見えてきたのだから。
気持ちいいのは嬉しいし、痛みを感じたのなんて最初の挿入の時だけ。
あとはいつだって彼の愛に溺れていくのがいつもの私たちの情交。
「…まぁ、一回で終われるかは、わかんねぇけどな。」
しかし、それはぬか喜びだったのかもしれない。
天元のその発言で私は狼狽えた。
だってもう息も絶え絶えだ。
どれだけ突き上げられて何度達したことか。
久しぶりの情交だと言うのに容赦ない彼のそれに私は限界を迎えている。
望んでいたと言うのに体は正直で呆気なく降参を申し出てしまう。
「…も、う、むり…ッ!」
それなのに彼にそれが伝わったのかは分からない。
再び目尻を下げると無慈悲に下から屹立を打ち付けられた。