第49章 【番外編】色褪せない想い【現パロ】※
──パチュン、パチュン…
卑猥な音が部屋に響き渡るが、腰を打ち付けていてもほの花の体は僅かに動くだけで起きる気配はない。
「っ…は、ァ…、や、べ…すっげ、ぇ…」
力が抜けている膣壁は絶妙な力加減で俺の肉棒に絡みついてくるため、持っていかれるような強い刺激はないが、起き抜けにはちょうど良い。
朝からあの締め付けを喰らえばあっという間に果ててしまうだろう。
そんなクソ恥ずかしいことは避けたいのだからこのくらいの刺激で今は十分だ。
──ぐちゅ、ぐちゅ
昨日のほの花の愛液はまだぬるぬると潤滑剤となり、恐らく膣内射精しまくったオレの精液も混ざり合って簡単に最奥に達してしまう。
こうなってしまえば、ほの花には起きてほしいような、起きて欲しくないような…?
起きてしまえばまたあの甘美な喘ぎ声が聴こえてくるが、起きなければ綺麗な寝顔を見放題だ。
オレからすればどちらも役得なわけで、捨てがたい状態だ。
「は、っ…は…っ、やっぱ…起きンな…。」
しかしながら、恐らく昨日はとんでもない無理をさせたのだろう。
何度も何度も抱き続けた結果、時刻は朝だ。
疲労も溜まっていることだろう。
病み上がりにする所業ではない。
できることならば夢の中で穏やかに過ごしてくれていたらそれでいい。
そうと決まればサクッと終わらせてしまおう腰を打ちつける速度を上げた。
「ハッ…ハッ…、くそ、気持ちいー…やべ、ぇな…。」
ぬるぬるの膣内に朝勃ちしたオレの肉棒が良い具合に締め付けてきて絶妙な気持ちよさだ。
あと少し堪能したい気もしたが、ほの花が起きるまでには終わらせたい。
オレは急ぎ、腰を打ちつけると絶頂に向かい、突き進む。
しかし、ほんの数十秒後だろう。
突然身動いだほの花のパチリと開いた大きな瞳にオレの顔を映したのは。
その瞬間、オレは目を見開き、ほの花の瞳の中のオレは"やっちまった…"という顔をして明らかに動揺していた。
ぼんやりとした表情の彼女だけど、オレはもう達するためにラストスパートをかけ始めていた。
止めることなど拷問に等しい。