第49章 【番外編】色褪せない想い【現パロ】※

一本…、そして二本め…


指を増やされていけばいくほど体はつらいと思うはずなのに私の体は面白いように昂っていく。


「ああッ……！！は、ぁん…！」


「二本も…結構慣れてきたか…？」


そもそも指を増やされても痛みなどはない。
慣らしてくれているだけなのだからそこには快感しかないけど、天元がここまで慎重に解してくれているのには理由がある。


それは太腿に感じる天元の熱だ。


熱く硬く大きなそれの正体が何なのか分からないほど子どもではない。
むしろ前世ではそれを何度も己の膣に挿れ込んだことか。
数えることすら難しい。


前回したセックスの時は無我夢中でそこまで気が回らなかったけど、今はその存在を思い出すと緊張感が走る。



「…う、うん。」


「ん…。」


ゆっくりと体を起こした天元が服を脱ぎ捨てると昔と変わらないゴツゴツとした筋肉が目に入った。
その逞しさに一瞬、目を奪われたけど、ベルトを外しスラックスを寛がせた瞬間、私は"ちゃんと"固まる羽目になる。



「……だ、…だいこん…けんざい…！」


「お前な？！情緒のかけらもねぇこと言うなっつーの。」


「だ、だって…！！は、入る？無理かも…！無理だよ…！」


「無理じゃねぇわ。この前も挿れたし、100年前から挿れてただろうが。」


確かに天元の発言は理解できるけど、久しぶりにまじまじと見たその屹立のあまりの大きさに、私は恐怖心とドキドキ感とが混ざって不思議な感覚に陥っていた。


「それは…そう、だけど…。」


「どうせ…お前はもう此れでしか満足できねぇんだから…諦めろ。」



そう言ってニヤリと笑う天元の顔は絵画のように綺麗だったけど、ズチュリと蜜壷に当てがわれたその屹立に冷や汗が流れ落ちた。


「て、天元…！ゆ、ゆっくり、ね？ゆっく…り、ぃあああああああああ！！！」


──パチュン…


言葉の途中だと言うのに問答無用に刺し込まれた熱い怒張に私の背中は弓形に仰反る。


膣は熱く、裂けるような甘い痛みと共に息が止まるほどの圧迫感に襲われた。


「ゆっくり、なんて無理だろ？オレは此処からが本番なんだからよ。可愛く啼けよ？ほの花…？」


彼の口角が上がったと同時に腰が引いたのがわかった。