第47章 【番外編】貴方とならばどこへでも※
上から順に舌尖で舐めてやれば、既に胸の頂は立ち上がり、果実のように美味そうにこちらを見ている。
豊かな双峰を舌で上り、頂まで辿り着けばそれを口に含んでやる。
そうしてやれば、ビクンっと体を震わせるほの花に口元が上がってしまう。
口に含んだそれを舌で転がして、唇の圧だけで甘噛みしてやれば甘い声がそこに響いた。
「っああっ、や、ぁっ…、て、てん、げん…!だ、だめ、だっ、てばぁ…!」
『あはは!そうなんだ〜』
ほの花が喘いでいると、扉を一枚隔てた外から賑やかな人の声が聴こえてくる。それが聴こえた瞬間慌てて、口を押さえるほの花だが、下からはグチュ、という音も同時に聴こえてきた。
その音に気を良くした俺は問答無用でもう片方の乳首を摘むと舐めながら捏ね出した。
「っっ!ひっ、やぁ……!んんんっ、…!」
極力小さな声で喘ごうとしているがその姿が俺からすれば可愛くてたまらない。
こんなに可愛い姿を他の奴らに見せるのは勿体無いし嫌だが、ほの花が恥ずかしがりながらも下を濡らしているのがどうも厭らしくてもっといじめたくなってしまう。
とんだ加虐心だとは思うが、好きな女限定だ。
ほの花とはもう心がちゃんと繋がっていると思うし、少しくらい喧嘩したとしても元に戻れる自信がある。
だからと言っていじめたいわけではないし、普段の生活ではほの花を甘やかしたい欲に駆られているのだからおかしな感情だとは思うが、俺だってせめぎ合っているのだ。
愛おしいからこそ俺しか見られないもっと乱れた姿が見たいと思う心と可愛いくてたまらなくて甘やかしたいという心とが両方混在する。
「…気持ちよさそうだなぁ?ほの花。他の奴らに聴かれそうになって興奮してんの?」
「ち、ちが…!ちが、う!もん…!」
「そうか?下からぐちゅぐちゅ聴こえてくんのは勘違いか?確認しても良い?」
「…っ、や、やだ…。だめ。」
「何で?勘違いなんだろ?ならいいだろ?全然濡れてねぇならそれでやめてやるし。」
耳が良い俺がそんなことを聴き間違えるわけがないのだ。
とんだ意地悪にほの花がワナワナと震えているが俺にやめる気などさらさらなかった。