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陽だまりの先へ【鬼滅の刃/音夢💎】R指定有

第45章 【番外編】かまぼこ隊まぐわいを知りたい!の巻





「て、て、天元ーーーーーーー!?何言ってるのーーーーー?!」


「いや、違う!!待て、話せば分かる!落ち着け!頼む!!落ち着いてくれ!!」


「こーれーがーー落ち着いていられると思うわけ?!?!」


「悪かった、本当に!コイツが苛つくこと言うもんだからよ、つい口が滑っちまって!お預けはなしで頼む!な?」


ペラペラペラと言い訳が次から次へと出てくる天元だが、その真意は"お預けを喰らいたくない"という一心だと言うことがわかると顔が引き攣ってくる。

お預けとは要するに夜のまぐわいをしないのをやめて欲しいと言うことだ。これだけでも十分に自分たちの性生活を暴露しているではないか。

そもそも性生活を他人に話すなんてことがあり得るとは思わなかった自分も考えが甘かったかもしれないが、絶対に話す方が悪いと思うほの花の怒りは止まらない。


「何話してるの!!もーーーー!!馬鹿馬鹿馬鹿!!もう今日からここで暮らす!!天元となんか住まない!!知らないーー!!」


「は、ちょ、待て…!ごめん!悪かった。全面的に俺が悪い!すいません!申し訳ありませんでした!!」


最早、その姿は柱として崇め奉られた時の姿はない。
ただの嫁に尻に敷かれるただの男にすぎない。


そんな姿を見て伊之助だけがまだ天元とほの花に"潮吹き"について深く聞こうとしていたが、到着した炭治郎と善逸に捕まって、しばらく蝶屋敷には天元とほの花の言い合いが聴こえてきたのだった。


結局、ほの花の怒りが治まったのは翌日の朝のこと。
家出のような形で一人で寝たことで寂しくなって小さくなりながら帰るといつものように出迎えてくれた天元とすぐに仲直りをした。



夫婦喧嘩は犬も食わない。

しかし、今回は猪が最後まで喰らい付いたことでうっかり痛い目にあった天元とほの花だった。



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