第45章 【番外編】かまぼこ隊まぐわいを知りたい!の巻
「わかった!乳、腰、穴だな!!」
「ま、待て待て。穴の前に大事なもん教えてやる。女を仰向けに押し倒した時、膣よりも上に少しぷっくりと膨れたところがあるからよ。そこをさすってやれ。大体の女は気持ち良いはずだ。」
経験豊富な天元だ。
歴代の体を重ねた女の誰しもが気持ちよさに恍惚な顔をするところだと分かっている。
問題は場所がこの三人に分かるかどうかだが、三人で顔を見合わせながら体の構造を確認しあっている。
一頻り、あーでもないこーでもないと言いながらも理解できたようで俺に確認を求めてくる。
身振り手振りで膣の位置と陰核の位置を伝えてくるが、間違いなく理解しているようだったので頷いてやる。
「そうそう。そこ。触れてるうちに濡れてくると思うから膣も触れてやれ。いきなり指挿れんじゃねぇぞ。まずは弾く程度でいい。生娘ならそれすら痛ェぞ。」
「あ、あの!宇髄さん!ど、どのくらいの強さでさわればいいんですか?」
炭治郎は手を動かしながらその強さの度合いが気になるようで首を傾げている。
「強さと言ってもなぁ…こればかりは女によるからよ。強めが好きな女もいるしよ。ほの花は最初はそっと触れるだけでビクビクしてたけど、今はちょっと強めでも大丈夫だしなぁ…。」
「聞いても…いいんですかね?痛いかどうか…」
「ん、そりゃその方がいいだろうな。行為の最中に優しく聞いてやれよ。」
「ど、どうしよう…痛かったってほの花に愚痴ってたら俺立ち直れない…。」
天元の嫁であるほの花は自分たちの友達。
それだけでなくカナヲ達とも友達。
何でも話せる仲なのだからそればかりは無きにしも非ずというのが目に浮かぶ天元は苦笑いをする。
「ま、まぁ…最善を尽くせ。最初はそんなもんだって。」
「…あああ、あの…!も、もしほの花から何か聞いたら教えてくださいね…?!二回目以降に必ず改善しますので!!」
「わ、分かった!分かったから…!」
ズイッと顔を近づけてくる炭治郎の圧に天元の方が仰反り、冷や汗をかく。
真面目な炭治郎だ。
予習復習に余念がないのは簡単に目に浮かぶようだった。