第9章 『実家に帰らせて頂きます』※

まだ大した愛撫もしていないというのに腰を浮かして善がるほの花はまだ情交をするのが二回目とは思えないほどの色香を漂わせてくる。

前回はしっかり見ることができなかった秘所だが、今回とて性急にそこを見ることなどしないつもりだったのに、白い脚が目に飛び込んでくるとそれを抱え込み本能が勝手にそこを押し広げた。


口付けをして、胸を少し刺激しただけだというのに朝露のように濡れた蜜芽がとろりと愛液を垂らしていた。

そんなものを見せられたら理性などぶっ飛んでそこにむしゃぶりついた。


「ひゃ、ぁあああっ！や、ぁっ！んぁっ、ああああっ！だ、め、う、ずいさ…ぁあああん！！」

悲鳴のような嬌声が聞こえてきて暫くすると体を震わせてぐったりしていたので気をやっちまったんだと思うが、構わずそこを舐め続けた。

甘い

甘い

甘い蜜が

どんどんと溢れてきて俺はそのまま蜜壷にまで舌を差し込んだ。


「ゃぁあっ！！ま、まって、…宇髄、さ…！わ、わたし、いま…ああっ、…！」


知ってる…気をやっちまったのは知ってるけど止まらねぇんだ。
一度舐め始めるとどんどん蕩けて溢れてくるそれがもっと欲しくて舐めながら蜜芽を摘みほの花を追い込んだ。

再びビクンと体を仰反らせながら達してしまったほの花を見て、漸く体を起こすが、肩で息をして虚な目をしてる彼女が目に入る。


「…おーい、ごめん。生きてるか…？」

「…し、死にそう、でした…。」


そう言うほの花の表情は気怠げで煽情的。
吸い寄せられるように唇に口付けを落とすと立て続けに気をやっちまって虫の息のところに地獄に突き落とすようなことを言ってしまう。


「…なぁ、今から慣らすから早めに挿れていいか？お前の中に入りたすぎて俺も死にそう…。」


そんなこと言えばほの花が断らないことを知っていたのに。
ジンジンと熱く滾る屹立が再び凶暴化してコイツを狙っていて、俺はそれを窘めることもできずにほの花にありのままを伝えた。