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陽だまりの先へ【鬼滅の刃/音夢💎】R指定有

第41章 【番外編】「娘さんを下さい‼︎」※





何も考えられない。


いや、正確には天元のことしか考えられない。


天元の指の動きに合わせるように体は素直に反応してしまう。
気持ち良くてそのことしか考えられないと思う反面、天元の口づけが私を現実に呼び戻す。


声を出してはいけないというのは想像以上に私に負荷をかけているようだ。
蜜芽にぐちゃぐちゃになった秘所の蜜を塗りつけて弾くように刺激をされると全身に雷に打たれたような快感が襲う。


(……っ!!気持ち良い……)



天元しか生涯経験せずに終わるが、きっと彼以上に私を愛してくれて気持ち良くしてくれる人なんていないと思う。
''体の相性"と言うものがもしあるならば、少なくとも私は彼と物凄く良いと思っている。


天元の指が肌に触れるだけで其処が熱くてたまらないし、口づけされれば勝手に秘所が潤ってしまう。


挙句の果てに私の愛液は着物にシミを付けているのかお尻あたりが冷たく感じた。
布団に付かないように天元なりの苦肉の策かもしれないが、自分のこの濡れやすさには困ったものだ。



いつもは天元が耳元で話しかけてくれて、それはそれで恥ずかしい猥談のようなものなのだが、今はそれすら待ち遠しく感じる。

体を問答無用に弄られて、唇を封鎖されてしまえば私の欲や熱は内に篭るばかり。


達しそうになっていると言うのに声を出せない反動でなかなか絶頂を迎えられずにいるが、それは気持ちが唇に持っていかれているからだ。


代わりに体はその分、馬鹿正直に反応する。
ぽたぽたと愛液が滴り落ちているのは分かるがその粘度がいつもより薄いのは俗に言う潮を吹いているからだ。

事実上、体は果てているのに気持ちがちゃんと果てれてないからこんなにも悶々としているのだ。



(ちゃんと…果てたい…)



いくら気持ち良くなってもいつもみたいな絶頂に慣れすぎている私はどことなく不満だ。
欲求不満とはまた違ったベクトルなのだが、とにかく思いっきり果てたい。


唇に気を取られることなく、快感に身を委ねたい。



「て、んげん…?も、っと…激しくして…?」



凄いことを言っているってわかってる。
でも、限界だった。


頭が真っ白になるいつもの絶頂を感じたくて仕方なかったのだ。



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