第8章 愛し君と…(※)
「ふっ、っ、ゃ、ぁっ…!」
ほの花は初めての割に感度が高いようで胸の頂を刺激すれば面白いように喘いでくれる。
そんな姿を見れば男ならばもっと喘がせてやりたいと思うのが性だ。
首筋に埋めていた顔を上げると、いよいよ少しだけはだけていた着物を全て剥ぐと美しい体が目に飛び込んできた。
あまりの美しさに俺は思わずそのまま固まってしまった。
そんな俺に不安になったようでほの花に「宇髄さん…?」と呼ばれるまで見惚れてしまっていた。
「悪ぃ…あまりに綺麗で見惚れてた…。ほの花、綺麗だ。」
「や、は、恥ずかし、です…。」
「誰にも見せたくねぇけど、俺だけにしか見えないならどっかに飾っておきてぇくらい…。」
冗談ではなく本気でそう思った。
羞恥心で桃色に染まった肢体をもう一度眺めると、薄紅色の頂に舌を這わせて吸い付く。
「ひ、ぁああっっ、や、ぁっ!」
それだけで体をしならせて快感に耐えているほの花に口角が上がってしまう。
本人は初めて感じることで不安かもしれねぇが、その反応は男ならば嬉しい以外の感情はない。
舌を這わせたまま、頂を何度も吸いついたり、舌で押しつぶしてみたりしながら、もう片方の手で空いている頂を捏ねくり回してやる。
「や、や、ぁっ、う、ず、さ…!ちょ、ちょっと、ま、っ…て!」
「大丈夫だから、そのまま身を委ねろ。」
腰が浮いてきてしまうようなので、腕を自分の肩に掴まらせるが、そんなことをしたところで俺が愛撫を止めるわけではない。
「ふ、ぁっ、や、やだ…ぁっ、な、なんか…、へん…、」
「良いから…そのまま。」
「ひ、ぃッ、や、ぁああああっ!!」
ビクビクっと体が跳ねると共にほの花が逃げるように俺の肩を押したので、逃げられないように腰を引き寄せる。
初めての感覚に肩で息をして、呆然と俺の顔を見上げているほの花の表情が妖艶で生娘だと言うことをすっかり忘れて色気で当てられそうになった。