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陽だまりの先へ【鬼滅の刃/音夢💎】R指定有

第28章 無欲と深愛※





「っ、あっ!だ、め、ェエエエエッッッ!っ、あ、ふ、…。」


ねぇ、お仕置きは…、一回だけの絶頂の筈…。
そんなの無理と思っていたのは間違いないけど、突然の方針転換に驚く暇もなく、打ちつけられる男根は未だ元気のご様子。

一回だけの筈なのに、もう何回目…?
予定じゃなかったことで数えることもできずにただただ快感を与えられる私。

果てても果てても止まることのない宇髄さんの絶倫具合に毒に冒されている体はついていけない。
肩で息をして、目も回ってきた。
何度も絶頂を迎えているせいで体は甘い痺れを感じていて、少しの刺激でもまた気をやってしまいそうだ。


「…っ、も、だめ…、いしき、なくなりそ…。」


「それは…困るなぁ?ほの花の声が聴きてぇのに。もう少しだけ付き合えよ…?」


「…おねが、い…、ゆるして…。」


許してほしいと懇願すれば、優しく微笑んでくれるのに下から打ち付けられる男根は残酷だ。
未だに硬さを保ち、肉を引き裂かれそうなほどの太さを誇っている其れに本当に逝き狂ってしまいそうだ。


「もう少しだけ…。な?気持ち良くしてやっから…。」

「っ、もう、これいじょ、きもちよく、なったら、いしき、もたないッッ!」


「そう言うなよ…。な?ほら、此処も触ってやるからよ。」


違う違う違う…。
其れでは益々絶頂に襲われるだけだ。
私の意図を理解していないのか、敢えてしないのかは分からないが、無遠慮に触られる蜜芽の刺激も加味される。

苦しいほどの圧迫感と快感が頭の中を埋め尽くして、おかしくなりそうなのに、宇髄さんの律動は止まらない。

でも、おそらく彼ももう少しで果てそうなのだろう。
漸く余裕のない表情になってきたことだけが唯一の救いだ。


「ほの花…、初めては、よ…、瑠璃だけど…。俺の…最後の女になってくれよ…。」


その言葉に私は目を見開き、宇髄さんを見た。
見つめたその顔は真剣で、それが取り繕うわけでもおちょくるわけでもないことは分かる。

瑠璃さんが初めての性交の相手と言うのは消えないけど、宇髄さんなりにそれに代わる何かを模索してくれていたのだろう。

その言葉が泣きそうなほど嬉しかった。

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