第27章 晴れ時々嵐、柱合会議にご注意を※
「あああっ!やぁあああっ!!」
ほの花の一際甘い嬌声が響けば、ぎりぎり…と握り潰されそうなほどの圧力が肉棒にかけられて、「うっ…」と情けなくも呻き声をあげてほの花の腹の上に白濁を吐き出した。
「っ、はぁ…、く、…ハァハァ…!ッッ、ハァ…、ッほの花…?」
名前を呼べば、虚ろな目で見上げてくれる彼女。
どうやら意識は保ったままのようで優しく頭を撫でてやる。
「大丈夫か?」
「…だいじょぶ、…じゃない。」
「ハハッ…、二回戦するか?」
「む、むりむりむりむりむりむり!!!」
ボーッとしていたほの花は俺の二回戦発言によって勢いよく起き上がると猛烈な速度で後退りしていった。
(そんな元気なら二回戦行けっけどな…。)
壁に寄りかかったまま「待って!」と懇願してくるので仕方なくその場で待つと顔面蒼白になったほの花が俺を見上げた。
「…どうした?」
「…で、…でちゃった…。」
そのまま泣きそうな顔をしている彼女の視線の先を見つめると畳の上に透明の水溜まりができていた。恐らく肉棒を抜いた時に溜まっていた潮が動いた拍子に出てきたのだろう。
しかし、この状況ではお漏らししたような感覚に陥るだろう。
なんと言ってもお互い情交の余韻はあるもののもうすっかり素面だ。
そんなほの花の元に向かうと抱き上げて、敷布を水溜りになげた。
「ンな顔しなくてもいいって。拭けばいいだけだろ?」
「だ、だって…宇髄さんの部屋なのに…。」
そうやって肩に顔を埋めて申し訳なさそうに言うほの花に言っていないことがまだまだあることに漸く気付く。
しかも、先程嫉妬をあれほどぶつけたと言うのによく考えたら自分も瑠璃に口づけされていた事実を思い出して、こっちが顔面蒼白だ。
「…ほの花、気にすんな。つーか、此処はお前の部屋にもなったから遠慮せず使え。ほの花の部屋はあいつが占領してっからよ。」
「え?そうなの?……って、あれ?本当だ…荷物!」
周りを見渡しすほの花がこの部屋に自分の部屋のものが並んでいることに驚きを隠せないようでキョロキョロと見回していた。