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陽だまりの先へ【鬼滅の刃/音夢💎】R指定有

第27章 晴れ時々嵐、柱合会議にご注意を※





一週間で認められなければ追い出して構わないだぁ?
追い出されたところで俺が捕まえてこの腕の中に戻すだけだが、そもそも何でコイツが出て行くと言う発想になるんだ。あの糞女。

継子だろうと、恋人だろうと、婚約者だろうと…どんな立場であってもほの花のが先に此処に住んでいたのだ。
何故ほの花よりも我が物顔なのだ。


怒りで全身の震えが止まらない。こんなことは初めてだ。
ほの花の体を落とさないように必死に掻き抱き、部屋に戻ると荒々しく唇を奪った。


先程は邪魔が入ったが、俺の怒りを窘めることができるのはほの花だけで、少しでもそれを吸い取ってほしくて夢中で口づけをした。


柔らかくて甘い唇に己のを押し付けても、此処が屋敷の中であれば抵抗はされない。
むしろそれを受け入れるように首に手を回してくれるので、益々止まらない。


「…ほの花…、止めらんねーぞ。」


「うん。分かってる。愛してる…天元。」


駄目押しとも取れるその一言に外は真昼間の明るい日差しが差し込んでいると言うのに全ての襖を閉め切る。
こうしてしまえば、此処の住人であれば誰も俺の部屋に近付く不届き者はいない。

恐らく察して正宗あたりが瑠璃が近づこうとしても止めてくれるだろう。腕っ節は彼らは負けやしないし、その辺の信頼は厚い。

俺だけでなくほの花の為にならないことも絶対にしない彼らは良い理解者でもある。


布団を乱雑に敷くとその上にほの花の体を横たえて、首筋に唇を這わせた。


「…んっ…」


「すっかり痕は消えちまったな。」


「うん…。」


「出て行くなんて許さねぇから。」


「わ、かってるよ…。」


分かってんなら何であんなことを言った。
あの頑固者をたった一週間で説得できるものか。
だったらこの一週間で出て行っていた筈だ。


「…お仕置きしてぇところだけど、ンなことよりお前を感じたい。久しぶりに組み敷いて死ぬほど興奮してんの分かるか?」


「…うん。抱いて?天元。」


「骨の髄まで吸い尽くしてやるよ。」



再び唇を首筋に這わせると俺のものだと分かるように勢いよくそこに吸い付いた。
男だろうと女だろうと、コイツが俺のモンだと分からせてやる。
何者にも引き裂くことなど出来やしないのだから。



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