第24章 情欲は無限大※

口づけをしながらも宇髄さんの男根は天高く聳り立っていて、荒い呼吸で情欲が溢れ出してくるのがツラいのだと安易に理解できた。

性急に入り込んできた舌がいつもより熱くて、それが奥に引っ込んだままだった私の舌を絡めとると己の口内に引き寄せられた。


くちゅ、という唾液の絡まる音だけで私の秘所も濡れてくるのは分かるけど、いつもみたいに其処の準備をしている余裕などないかもしれない。


彼の屹立の先端からはきらりと光る液体が涎のように垂れ流されている。それを見るとゴクリと生唾を飲む。


(…早く、楽にしてあげないと…。)


この部屋の惨状だといくら吐精しても性欲が治まらないのだろう。
先ほど私の隊服に出したばかりの精液は生温かいままなのに、この滾りようだ。

私は舌を絡ませる深い口づけの合間に、彼の首にあった手を背中伝いに滑らせると聳り立つ男根を握った。


「っ、ほの花…？」


「ん、…つらい、でしょ？触っていい？」


「…っ、あ、ああ。助かる。扱いて…？」


よほど余裕がないようで懇願してくる宇髄さんはいつもよりも弱々しく感じた。片手は彼の背中に回して、もう片方の手で男根を扱くと口づけをしながらも漏れる息が色っぽい。


「…っ、はァｯｯ、ほの花…ッ、」


うわ言のように私の名前を呼んでくれるので応えるようにガチガチに硬い其れを上下に動かした。

「…ん、天元…、気持ちいい？」


「は、ｯｯ、あ、ああ…ッ、すげぇ、善い…ｯｯ、もう出ちまいそう…だ…。」


そんな苦しそうなのに色気のある声を聴いたのは初めてでつられたかのように私も情欲が沸き起こる。

秘所は濡れそぼっているようで足を擦り付けて音が漏れないようになるべく動かず我慢した。

しかし、そろそろ果てそうなのかな？と思いきや、すぐに唇を再び合わせると舌が口蓋から歯列をなぞり、頬側から舌側までをなめていく。
更に空いていた手が私の胸を覆うとそのまま、むに…と揉まれた。
まだ弱い刺激だと言うのに腰が浮いてしまったことで擦り合わせていた足が離れてしまう。


「…すっげぇ、ぐちょぐちょなんじゃねぇの？」


その目は先程までの弱々しい宇髄さんではない。
獰猛な肉食動物かのようなそのギラギラとした瞳に私は捕食される前のような武者震いをした。