第23章 早とちりも程々に※
俺以外の肉棒を見たような口振りのほの花に激しい嫉妬が腹の中に湧き起こったかと思うともう無意識にコイツの首筋に噛み付いていた。
「んんっ、あっ、て、天元、ちょっ、!ご、誤解…!見てない!本当に!天に誓って!それに口説かれた、って何?喧嘩なら買ってきたけど…!」
首に数箇所己の所有印を付けたところで漸くその言葉が頭に入ってきた。
誤解…?
「…時透が口説かれたって言ってたぞ。相手しろって言われたんだろ?」
「え、それは言われたけど…、違うよ!口説かれたとかじゃなくて私のことが気に入らなくて…だから喧嘩…んんっ、」
言われたんじゃねぇかよ。
ほの花の言葉を遮るように口づけをすると再び胸への愛撫を始めてやる。
それがどんな意味合いだとしても俺の女に向かって性交を求めるようなことを言っただけでも死刑だ、死刑。
「知るか。俺の女に目合いを求めるなんざ、千年早ェんだわ!派手に苛つくぜ。絶対ぶん殴ってやるからな。」
「ちょ、っと、穏便に…!」
「できるわけねぇだろ?!んで?ソイツじゃねぇんならお前は俺のコレを誰のと比べたんだよ?ちゃんと言えよ?分かってるよな?」
大方の予想は付いているが、言葉に出されると腹が立つ。ほの花は言葉に出せるほどだからだいぶ精神的には持ち直したといえるが、こっちは未だに考えれば考えるほどド派手に腑が煮えくりかえりそうなのだ。
後悔してもしきれない。
「そ、それは…、あの………、こ、ころのすけ?ほ、ほら、小さくて可愛いよね!」
「ほの花…?おい、おちょくってんのか?」
「えーー、だって怒るもんーー!怖いよー!顔が怖いよーー!」
「怖くもなるわ!どうせあの不埒な糞鬼と比べたんだろ?分かってんだぞ?」
「う…っ!」
明らかにバレたって言う顔をするほの花に勝手に口角が上がる。
俺はほの花を傷つける不埒な輩は許しておかない。全身全霊でお前を守るって決めてるからだ。
でも、その分お前にも俺の愛を受け止めてもらうぞ?
俺は内腿に指を這わせるとそのまま洪水状態だろう秘所に向かってなぞっていく。
それに合わせるようにほの花が俺に抱きついてくるのでそのまま勢いよく秘所に指をぶち込んでやった。