第2章 何度もしていること
アキは指を抜くと、紬の肩をトン、と押した。力なくベッドに紬は倒れた。
「一回イかせてあげる。足開いて」
「っ…」
「早く」
彼女は泣いていた。
涙を流しながら、震えながら足を開いた。
紬のその泣き顔をアキは愛おしげに見つめる。
そして紬に覆いかぶさると、再びその穴にゆっくりと中指を差し込んだ。
別の指で穴の上のしこりをゴリっといじる。
「あっ…」
紬の体が、跳ねる。
もう何度もやっているのだから、アキは紬の体の弱いところは知っていた。
しこりをごりごりと刺激しながら、指を抜き差しした。
ゆっくり、何度も何度もその中をかき混ぜる。
「んっ…ぅん、あっ…」
声をあげないよう堪える紬の必死な様を見て、アキは嬉しそうに笑みを浮かべた。
涙混じりの小さな事で喘ぎ声が、部屋に響く。
「ほら、こんなに濡れてきた…気持ちいいんでしょ?素直になりなよ」
「あっあぅっやだ…やだっぁ…!」
「イキなよ早くっ……ほら!」
「あぁっ…」
アキの指は完全に紬の中に収まり、トンっと強く最奥を突いた。
そしてゴリ、と乱暴にしこりを押す。
ビクビクっと紬の体は激しく痙攣し、そしてぐったりとその体から力が抜ける。