• テキストサイズ

【テニスの王子様】Nobody else【仁王雅治】

第33章 常套手段は勘弁して下さい【5月】


side.幸村精市



「幸村部長って、仁王先輩の彼女と同じクラスなんすよね?」



部活終了後。

部室で着替えていると、赤也が怖ず怖ずと聞いてきた。


たぶん今日の乱闘騒ぎで本格的に気になり、蓮二辺りに聞いたのだろう。

俺は笑顔で「うん、そうだよ?」と答えると、戸惑いながらも「あの人、どんな人なんすか?」と聞いてくる赤也。



「へえ、気になるの?」

「えっ、まあ…」

「俺も思った。だって、あの仁王の彼女だぜい。気になるだろぃ!」



丸井も気になるようで会話に乱入してくる。



そりゃそうか。

入学以来ずっと隠してきたのに、いきなりあんな登場だもんね。

本当に名前には驚かされてばっかりだ。

笑える。



そして、俺はまた良からぬことを考えてしまった。


 
/ 236ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp