• テキストサイズ

【テニスの王子様】Nobody else【仁王雅治】

第29章 露呈【4月】


side.名前



「全く!名前さんは何を考えているのですか!恥ずかしい!!」

「いやいや、比呂士くん!私、何もしてないよ!」

「嘘おっしゃい!では、何故校内放送で呼び出しをされているのですか?」

「、!!そ、それは…」

「や、柳生!俺が悪かったんだ!俺がこの名前という女子に会いたいと幸村に頼んでしまったからなんだ!怒るなら俺を怒ってくれ!」

「さ、真田くん!」

「名前といったな。度々すまなかった!」

「真田くん!そんなこといいよ!」

「名前!」

「真田くん!」

「お前さんら、何、小芝居やっとんじゃ…」



中庭に精市くんが着くまでの間。

私はというと、こちらの世界の厳しい母親変わりである比呂士くんによって、お説教をされていた。


ねちねち、ねちねち続くお説教に涙ぐむ私を見兼ねて、庇ってくれる優しい真田弦一郎くん。


そんな真田くんと手を取り合って友情を深めていると、雅治くんによって引き離されてしまう。

そして今度は雅治くんのお説教を受ける羽目になった。


 
/ 236ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp