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【テニスの王子様】Nobody else【仁王雅治】

第25章 友達できるかな?【4月】


side.名前



「………(挙動不審な子がいる)」

「、!!(幸村精一くんだ!!)」

「…君、外部の子?」

「え、あ、今日から編入してきた苗字名前です」

「ふーん」

「(何でじろじろ見るんだろう…)あの、宜しくお願いします」

「俺は幸村精市。こちらこそ宜しく」










編入当日。

新学期ということで他の生徒と同等に扱われる私。

今朝、職員室を訪ね担任の先生から3年C組だと言われた。

自分のクラスを確認できた私は、校舎内を彷徨いながらも、なんとか目的地に辿りつく。

教室に入ると黒板には席順が記入されたプリントが張り出されており、私は指定の自席に座ってそわそわしていた。



どうしよう…

友達できるかな?



不安と葛藤する。

何を隠そう私はとても人見知りなのだ。


尚且つ引っ込み思案でもある。



現役女子高生の話についていけるのか…

はたまた積極的に声をかけられるのか…



昨夜から懸念していたことである。


 
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