• テキストサイズ

【テニスの王子様】Nobody else【仁王雅治】

第20章 お受験戦争【3月】


side.名前



「名前さん、そこのスペル違いますよ!」

「…はい」

「……柳生…」

「名前さん、足を崩さない!」

「…はい」

「…柳生…」

「名前さん、手が止まってますよ!」

「…は――」

「柳生っ!」

「はい?」

「もう見てられんっ!!名前ちゃんが可哀相じゃ!!」

「何、甘いことを言ってるのです!名前さんを立海に入れて差し上げたいのでしょう?」

「じゃけえ…」

「仁王くんは黙って夕食の準備をなさい。はい。名前さんは手を動かす」

「「…はい」」




何故こうなったのかを説明しよう。




今から遡ること2時間前___。




部活を終えた雅治くんが、玄関を開ける音がした。

一時勉強を中断して、出迎える。



そこに彗星の如く現れたのが柳生比呂士くんがいたのだった。


 
/ 236ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp