第5章 教団の非日常
妖精との距離が1mになるかならないか位のころ。
コムイ「今は大人しく捕まってくれないかい?妖精くん?」
妖精「.....嫌だ。」
初めて妖精が話した。
コムイ「なら仕方ないね。あまり進まないけど、力づくでやらせてもらうよ。」
コムイさんの合図を待つ。
コムイ「今だ!」
僕らが捕まえようと一歩踏み出す!!
妖精「この瞬間を待ってた!!」
そう叫んだ妖精の目が赤く変わった!
次の瞬間、
トタタン...ッ!!
妖精が壁を向き、駆け上がるかのように壁を蹴った!!
全員「「なっ!?」」
スタッ...!!
妖精は、僕らの後ろ側で華麗に着地を決める。
そして僕らを振り向き、
妖精「逃げ場無いと思ってただろ?あきあきだったよ、隙間!」
と言って、走って行った。
アレン「ま、待て!!」
ラビ「俺らもいくさっ!!」
リナリー「ええ!!」
マリ「いくぞ神田!」
神田「ちっ...!!」
こうして、教団内鬼ごっこが始まった......