第2章 謎の少年
??「それより、なんであんたココにいんの…⁇……ってか、どいやって入った⁇」
アレン「え?……僕はただアクマを追って来ただけだけど…………」
話が噛み合って無かったが、質問には一応答えた
??「……じゃ、僕の力加減のせいか…………」
アレン「…あ、えと…君の名前は………?」
アクマがいなくなり、”誰か”が見やすくなった
??「…僕は、アルナ。アルナ•ミーリー」
そう言いながら、彼……アルナは、こっちに向かって歩いてきた
アルナ「あれ……⁇あんた、さっきのエクソシスト⁉︎」
アルナは僕の顔を覗き込んでそんな事を呟いた
顔近いッ……//////
でも、あれ……⁇さっき⁇
アレン「…さっきの…って?」
アルナ「あ、いや、何でもない‼︎‼︎」
慌てた様子で顔を離すアルナ
その時、やっと普通に顔を見ることができた
うわぁ………綺麗な顔だな………
目元はハッキリしていて、綺麗に整えられた顔がそこにはあった
だが、そこまで大人びているわけでも無く、中性的である
肌の色は透けるように白く、雰囲気も凛としたイメージを感じさせる
身長は低いが、世間ではイケメンの部類に入るだろう
見入っていると、一瞬にしてアルナの雰囲気が変わった
アルナ「…でも、これは夢だから」
アルナが僕の顔に両手を伸ばす
アレン「…⁉︎」
僕の顔を優しく包み込んで言った
アルナ「君は、アクマを倒した後疲れて倒れた」
アレン「…アルナ?……何を言って.………?」
な……何か、眠く……
アルナ「気がつくと宿にいる。リナリーが運んでくれたんだ」
…体が……重い………
力が抜けて倒れそうになり、アルナに抱きとめられた
アルナ「そう、それでいいんだ…………君は誰にも会って無い。アクマは1人で倒した」
……意識が……………
アルナ「全部、夢だったんだ」
……………………
アルナ「…おやすみ、アレン」
アルナの最後の言葉は、微かに唇の動きは捉えたけど、何て言ったかまでは聞こえなかった