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夜空に輝く星一つ。【鬼滅の刃 短編 中編 】

第4章 甘 い 嫉 妬 [宇髄天元]バレンタイン



俺とはなは付き合って3年、同棲して半年だ

3年経てば飽きてくるだろうなんて言う奴がいるが、全くもってその気配はない

仕事から帰って来て、はながいる
こんな幸せなことねぇだろ?

そんなはなは相当な冷え性だ
寒さに弱く、俺が温めてやらねぇと眠れない

そんな彼女の為に買った温かいと評判らしいワンピース

裏がモコモコしてるのが大層お気に召したようで、調子に乗った俺はもう一着買ってきた

ありがとう!と跳ねて喜ぶはなを今でも思い出す

そんでこれがまたいい仕事をしてくれる
温かいせいか余分な下着を着けないはな。

捲ればすぐにはなを食える


同棲して半年
あまりに抱きすぎて、調子が悪くなると怒られることもしばしばだ。
こんな可愛い彼女を目の前に、我慢しろと言う方が酷な話だろ?

同棲して半年、クリスマスを過ごし正月も過ごした。
次はバレンタインだ。

はなは必ず手作りの物を用意してくれる
俺はそれが嬉しくて、大切にチマチマ食べてた事ははなには言わねぇ

二人で選んだこの部屋のインテリアも、可愛すぎやしねぇかと思うこともあるけど、はなが気に入ってんなら良しとする。
とまぁ、こんだけ惚れ込んでるわけだが…

ただ一つ…俺を嫉妬の渦に突き落とすことがある

バレンタインだ
はなの職場は男が多い。

俺が言うのもなんだが、はなは相当可愛い
その上鈍感で、そこがまた何ともいじらしい

俺は一年かけてやっと口説き落としたんだ

そんな俺のはなはバレンタインに手作りチョコを男に配る
義理だし、義務みたいなもんだって言ってるけどそれが堪らなく気に入らない

今年もまたそのようで、バレンタインの前日の今日は、朝から買い物に行くと出ていった。
なんなら俺にも、お昼過ぎまで出て来いと言いやがる。

去年まではまだ良かったんだ。
チョコを作るのは知っていたが、作るところは見ていない
俺の嫉妬もギリギリのところで塞き止められていた

料理の好きなはなは義理だろうが楽しそうに作るだろうことは想像にかたくない。

結局俺は、昼まで出てくることにした。

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