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夜空に輝く星一つ。【鬼滅の刃 短編 中編 】

第3章 懐 想 [煉獄杏寿郎]バレンタイン



「どうして…わかったの?」

どうしておはぎを作ったのだろう…さつまいも餡の…
自分で自分の行動が良くわからなかった

それでも、嬉しそうに受け取ってくれた

『なぜだろうな?俺にも不思議だ……
はな、行儀が悪いが…ここで食べても良いか?』

私がお重箱の蓋を開けるとフォークで器用に切りながら食べてくれる

『美味い!懐かしい…味がするな…』

そう言って顔を綻ばせてくれる杏寿郎さんを見つめた

幸せだな…ずっと続くといいな…

ねっ?杏寿郎さん

そう思いながら……甘いさつまいものおはぎの後に…
私が根を上げても抱かれた










懐かしい…
俺は思い出したんだ
君のことを……

確かに君を愛してた
心から。今もそれは同じだ

このことは、君には内緒にしておこう
何度だって俺と恋に落ちて欲しい

はな愛している
昔も今もこれからも……








――fin.――

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