第4章 遭遇
「はぁ、、、っ、はぁ、、、っ」
さくらは息も絶え絶えで、うつ伏せになって震えている。
「そんなに良かったか?」
「、、、あ、頭ふわふわします、、、んんっ♡」
その身体を仰向けに回して、キスを落とすと、堪らないという表情で目を瞑る。
「それだけか?」
「あ、、、あの。あと、、、ここが、きゅんきゅんして、、、ッ」
「して、、、?」
意地悪く耳元で囁くと、さくらにぎゅうっと抱き締められた。
「早く、、、欲しいです、、、ッ」
「ハッ!よく言えました、、、ッと」
「んああッ♡」
その唇を貪りながら、自分のものを深く突き刺すと、さくらの身体が反り返った。
「くっ、熱ィな、中、、、ッ」
「ああ♡ あ」
ぷるぷると震えながら爆豪に縋り付く姿に余計にそそられる。
「動くぞ」
「ちょっと、待って、、、今、これだけで、、、っ、気持ちいい、、、からぁ♡」
「それは聞けねェ相談だなァ」
「やぁっ!あ、あ、はぁ♡」
派手な音を立てて腰を打ち付ける。
何が『無理させてくれたっていいじゃない』だっての。
「俺の気持ちも少しは分かれよ、、、ッ!」
「ふ、あ♡ あ、やあッ♡ 待って、ホント、また私ダメになっちゃ、、、ッ」
「いいぜ、、、はッ、、、。そのまま、、、ダメになったところ見せろ」
「んんん、やぁぁッ♡」
「く、、、ッ」
その熱い身体を抱きしめながら共に果てる。
「はぁ、、、っ、はぁ、、、♡」
息苦しいのに唇が重なるのを止められない。
「勝己くん、、、好きです」
涙ぐんだ瞳を細めてさくらが掠れた声で囁く。
ただそれだけのことで再び自身が疼く。
「俺もお前のこと、、、」
伝えようと見下ろすと
「すー、、、」
穏やかな寝顔。思わず漏れる苦笑。
「ったく、テメェってやつは、、、」
汗で湿ったその前髪を撫でて、額にキスを落とす。
「言いたいことだけ言って寝てんじゃねェよ」
俺の話も聞けよ。
ちゃんと言わせろよ。
「朝になったら覚えてろ」
「んん、、、好き」
寝返りを打って、自分の胸の中に収まる小さな身体を抱き締める。
「あぁ、俺も、、、愛してる」
抱き締めて深く深呼吸をすると、自然と瞼は落ちていった。