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【呪術廻戦】 輪廻転生【五条悟】

第9章 過去


 


side.五条悟





「名前さん?名前さん!?」





様子がおかしい。





「えっ?何?」

「硝子ちゃん!名前さんが!」

「やばいな。心肺停止。息もしてない」

「はっ?」

「五条!人工呼吸っ!急げっ!」





硝子が心臓マッサージをする。

僕も慌てて息を吹き込んだ。



何やってんだよ。

名前。





「…っ!げほっ!…はぁっ、はぁっ…」

「良かった…」




この場にいる全員が脱力した。




「はぁっ、はぁっ…あ、あれ?…」

「名前。心臓止まってたんだよ」

「深く潜りすぎたのね。生きた心地がしなかったわ」

「ええ!?ごめんなさい」





平謝りをする名前。




「悟さん?」

「何?」

「私、過去で悟さん見たよ」




そんな話、今はどうでもいいよ。




「名前」

「何?」

「もうどこにも行かないで」





名前の身体を抱きしめると、首に擦りよる。


僕は君がいないと生きていけそうにないんだ。


 
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